ウィッグってシャンプーで洗うの?気をつたいウィッグの洗い方

ファッションウィッグを何度か使用すると、湧き出てくるシャンプーの疑問……。ウィッグを洗おうにも、普通にシャンプーをしても良いのかわからない方も多いのではないでしょうか?その答えはもちろんイエス。肌に密着させるものですから、清潔に保ちたいですよね。ただし、洗い方にはいくつかのポイントがあります。

そこで今回は、ファッションウィッグの洗い方について詳しくご紹介します!

どうする?日々のウィッグケア

ウィッグってシャンプーで洗うの?気をつたいウィッグの洗い方

ウィッグをシャンプーすることには「汚れ」「におい」を落としてきれいにするだけでなく、ダメージを防ぎ、長持ちさせるという意味合いもあるのです。また、シャンプーをすることで、毛の絡みや癖をもとに戻せる場合があります。ダメージや毛の絡みなどを見つけたら、なるべく早くケアをしましょう。

ウィッグの使用前後にはブラッシングを必ず行ってください。その際は、根元からとかすのではなく、毛先から少しずつ絡みをほぐすように丁寧にブラッシングをしてくださいね。ウィッグ専用のオイルスプレーを使用すると傷みにくいためおすすめですよ。

何度も着用したりスタイリング剤を使用したりした後は、ウィッグ専用のシャンプーで洗います。洗いすぎもウィッグを傷める原因となるため、毛の様子を見ながら行ってください。

では、どのように洗えば良いのでしょうか?シャンプーに必要なものや、手順をご紹介します。

ウィッグをシャンプーする際に必要なもの
・ウィッグ専用のシャンプー(地毛用のシャンプーでも可)

・洗面器

・タオル

・ウィッグ用ブラシ

シャンプーは普段使用している地毛用のシャンプーを使用しても良いのですが、ウィッグの毛の種類もさまざまなため、専用のものを使用するほうが安心です。

ウィッグの洗い方

ウィッグってシャンプーで洗うの?気をつたいウィッグの洗い方

1.ブラッシングする

地毛も同じですが、シャンプー前にブラシでホコリを落とし、絡みをほどいておくことで毛が傷みにくくなりスムーズにシャンプーを行えます。

先にご紹介したように、毛先から丁寧にブラシをかけましょう。

2.洗面器に洗浄液をつくる

洗面器に水をはり、シャンプーを数滴入れて混ぜておきます。

ウィッグの種類によっては、熱いお湯を使用すると毛が縮んだり癖がついたりとダメージの原因になることがあるため、ぬるま湯にしておきましょう。

3.押し洗いする

ウィッグを洗浄液に浸し、優しく押し洗いをします。ウィッグは摩擦に弱いため、強くもんだりこすったりするのは避けましょう。汗や皮脂などで汚れがちなネットの部分も、忘れずに指で押し洗いしてください。

また、複数のウィッグを同時に洗うことは避けたほうが無難。ウィッグ同士が絡まってしまい、使用できなくなる恐れがあります。

4.すすぐ

水を換えながら、流水で優しくきれいにすすぎましょう。

5.乾かす

すすぎ終わったら、タオルに優しく挟んでこすらないように水気を取ってください。その後、ブラッシングをせずに風通しの良い日陰か室内で自然乾燥させます。カールがついたウィッグの場合は、指で形を整えてから干しましょう。

なお、乾かすときはドライヤーの使用は避けてくださいね(耐熱ウィッグの場合は使用可)。

6.仕上げ

ウィッグが完全に乾いたら、最後にブラッシングをしてスタイルを整えます。ぬれている状態でブラシをかけると、ウィッグが傷んだりスタイルが崩れたりしてしまうので注意しましょう。

ちなみに、ここでオイルスプレーを使用すると、絡みやもつれ、静電気防止になりますよ。

柔軟剤でウィッグの絡みを防止
ウィッグが絡みやすい場合は、シャンプー後、洗濯で使用する柔軟剤に浸してみましょう。シリコンや繊維潤滑剤が入っているものが効果的です。

洗面器に水をはって柔軟剤を入れて混ぜ、そこにウィッグを1時間ほど浸け置きます。最後に軽くすすぎ、シャンプー後と同じように乾かせば、手触りがなめらかなサラサラヘアーが楽しめますよ♪

ただし、柔軟剤によっては香りがうつることがあります。香りがつくのがイヤな場合は、無香料のものを使用しましょう。

おわりに
ウィッグは摩擦に弱いものです。もつれや絡みは悩みの種ですが、それに負けずにおしゃれを楽しみたいですよね。ウィッグも地毛と同じように、ダメージによって取り返しのつかないことになってしまう前に、日々のケアを忘れずに行うことが大切です。指通りが悪くなってきたなと感じたら、シャンプー&柔軟剤で早めのお手入れを心掛けましょう。