ウィッグのふかし加工方法について解説!自分でふかし入りウィッグを作ろう

ウィッグのふかし加工方法について

ウィッグを長く愛用している方やコスプレに詳しい方から、「ふかし」という言葉を聞いたことはありませんか?今回は、ウィッグのふかしとはどんなものなのか、自分でふかし加工をする手順、そしてふかし入りウィッグについてご紹介します。

 

ウィッグのふかし加工方法について解説!自分でふかし入りウィッグを作ろう

ウィッグの「ふかし」とは?

「ふかし」とは、ウィッグのアレンジに役立つ方法の1つで、頭頂部に立ち上げを作ってボリュームを出すことを指します。具体的には、毛の根元に逆毛を入れてボリュームを出すことです。

ふかし加工がされたウィッグは、ウィッグの地肌部分が不自然に目立ったり、ネットが透けたりすることを防ぐために行われています。ウィッグを購入した際に内側にちりちりの毛が混ざっていることに驚かないように注意しましょう。

自分でウィッグに「ふかし」を入れる方法

ウィッグにふかしを入れるアレンジは、自分でウィッグをスタイリングする際にも応用できます。以下にいくつかの方法を紹介します。

スタイリング剤を使用してふかしを入れる方法

 

ウィッグのふかし加工方法について解説!自分でふかし入りウィッグを作ろう

アップヘアアレンジやショートウィッグの毛にふかしを入れる方法として、スタイリング剤を使用する方法があります。

まず、ふかしを入れたい部分の毛の根元にハードスプレーを吹き付けて指でモコモコになるようにかき回します。その後、ウィッグをかぶり、手ぐしやスタイリング剤で形を整えます。

根元の内側をカットしてふかしを入れる方法

この方法は少し上級者向けのアレンジです。

ふかしを入れる部分の表面の毛を除いてクリップで留め、ウィッグの内側にあたる根元の毛にすきばさみを入れてすかします。

スタイリングする際は、ふかしを入れたい部分を上向きに引っ張りながら、根元を中心にハードスプレーをかけてください。この方法で髪の長さを変えずにボリュームアップすることができます。

「ふかし入りウィッグ」を選べば、アレンジも楽チン

 

ウィッグのふかし加工方法について解説!自分でふかし入りウィッグを作ろう

ふかし入りのウィッグを選ぶと、簡単にボリュームアップしたヘアスタイルを楽しむことができます。自分でアレンジする手間を省ける上、ふかし入りウィッグには大抵ふかしが入っていることが一般的です。

また、「ふかし入り」と明記されていないウィッグでも、頭頂部がぺたんとつぶれると地肌が目立って不自然になるため、トップに少量のふかしを入れている場合があります。

ふかし入りウィッグを取り扱う際の注意点は、ちりちりに絡まった状態の毛が内側にあるため、他の毛と絡まないようにすることです。日頃からもつれ防止のシリコンスプレーなどできちんとお手入れし、ウィッグの毛が絡まらないように予防しましょう。

まとめ

今回は、ウィッグの「ふかし」について紹介しました。自分でふかしを入れる方法や、ふかし入りウィッグの選び方について解説しました。ウィッグアレンジだけでなく、ヘアアレンジの幅を広げるためにも、ふかしの技術を身につけることは役立ちます。

ただし、時間や手間をかけたくない方やふかし部分を元に戻せる状態を保ちたい方には、最初からふかしが入っているウィッグや、ふかしを入れなくてもナチュラルなボリューム感を出せるウィッグの選択もおすすめです。