ウィッグのカットは美容室?自分?セルフカットする際のポイントも

「ウィッグを購入したけど、この1部分だけカットすればもっと自分の頭に合うのに……」と思ったことはありませんか?あるいは、「ずっとウィッグを使用しているけど、長く使用して傷んできた毛先だけ切ってしまいたい」とお悩みの方もいるかもしれませんね。
今回は、ウィッグの毛をカットする方法についてご紹介します。美容室でのカットから失敗しにくいセルフカットの手順まで、あなたに合ったカットの方法を選んでみてください。

ウィッグのカットは美容室でできる!
ウィッグのカットは美容室?自分?セルフカットする際のポイントも

ウィッグのカットは、ウィッグ専門店やかつらサロンでしかできないと思っていませんか?
実は、ウィッグをカットしてくれる美容室も少なからずあります。中にはウィッグでのアレンジに力を入れている美容室もあり、そのような所では自毛もウィッグとコーディネートしやすいよう一緒にカットしてくれる場合もあります。

しかし、どの美容室でも快くウィッグのカットに応じてくれるかというと、そうとは限りません。ウィッグに主に使用されている合成繊維でできた人工毛を散髪用のハサミで切ると刃が傷みやすいといわれているため、ウィッグのカットに応じてくれないお店もあるのです。

ウィッグをカットできる美容室を事前にネットで調べて、まずは電話やメールなどで相談することがおすすめです。できれば行きつけの美容室にお願いしたいという方も、まずは電話などでウィッグのカットができるか聞いてみましょう。
かかる料金や、カット時に必要な持ち物(ウィッグを装用した状態でカットする場合が多いため、ウィッグの付属品などが必要になることも)なども、連絡時にあらかじめ確認してください。

セルフでウィッグをカットする際のコツは?
「ウィッグは前髪くらいなら自分でカットしてしまう」という方もいるでしょう。自毛の前髪をセルフカットする方もいることを考えれば、それほど驚く話ではないかもしれませんね。
ここでは、ウィッグをセルフ(自分)でカットする際のコツを部分別にご紹介します。

前髪のセルフカット
ウィッグのカットは美容室?自分?セルフカットする際のポイントも

フルウィッグの前髪部分や、前髪ウィッグを自分でカットする際は、コームとハサミを用意し、切った毛が周囲を汚さないよう敷物やケープなどでガードしましょう。

ウィッグを装用した状態で、前髪部分をコームでとかします。最初に切る際は、指1本分くらいの毛束を取って少しずつタテにハサミを入れてください。横方向に切ると、後から長さの微調整をすることが難しくなり、切りすぎにつながります。

タテにハサミを入れて前髪全体が短くなったら、細かな部分を長さ調整して左右のバランスを整えるようにカットして仕上げてください。

ロングウィッグのボリュームを抑えるセルフカット方法
ロングのウィッグなどは、実際につけてみたら毛の量が多くボリュームが出すぎるという悩みも多いものです。長さをできるだけ変えず、ボリュームを抑える「すきバサミ」を使用したカット方法をご紹介します。

ウィッグを頭型のウィッグスタンドにかけた状態で、コームで大きく毛をタテに取り、すきバサミを「縦方向(垂直)」に入れてカットします。横方向(水平)に切りたくなりますが、水平にカットすると切った部分がくっきり見えて不自然な段カットになってしまうため避けましょう。
表面の毛をカットすると短く外向きに飛び出してしまうため、毛をすくカットの際には、表面の毛はできるだけ切らず、内側部分をカットしてください。

おわりに
今回は、ウィッグのカットを美容室、セルフのそれぞれで行う方法や手順についてご紹介しました。
最近ではウィッグに対応できることをセールスポイントとした美容室も増えており、探してみると近くでも見つけられるかもしれません。
使い慣れたウィッグをスタイルチェンジして、新たな気分で楽しむことも良いものです。特に前髪などはセルフカットも比較的しやすい箇所ですから、1度チャレンジしてはいかがでしょうか。