失敗しないセルフカットのポイント
失敗しないセルフカットのポイント
ウィッグが手元に届いて、着用した際に思っていたよりもボリュームがあったり、毛が長かったりした経験ありませんか?そのような場合に、自分の思い描くようなヘアスタイルにするためにセルフカットしようと考えたことある方は多いのではないでしょうか。特にコスプレをするときなど、なりたいキャラにぴったりのウィッグに巡り合えることはなかなか少なく、セルフカットして完成に近づけるというのがほとんどではないでしょうか。
しかし地毛は放っておけば伸びてきますが、ウィッグはそういうわけにはいきません。ウィッグは一度切りすぎる等の失敗をしてしまうと元通りには戻らないことからなかなか切る勇気が出せないですよね。しかし、ここではセルフカット初心者の方でも簡単にカットできる方法をご紹介いたします!
前髪
多くの女性は前髪を自分で切って揃えたり薄くしたりした経験があるのではないでしょうか。ウィッグでも前髪を切るのは地毛と同じ要領で、一度ウィッグをいつも通りに被ってから切ります。これは慣れている方は多いのではないでしょうか。難易度が低く、非常に簡単。ですので、前髪に関しては一度着用してからのセルフカットが一番有効です。
トップ・襟足
この二箇所に関しては着用してからでは直視して切ることができないですよね。襟足は見えないので着用してのカットは諦めがつきますが、特にトップのボリュームは着用して、カット具合を見ながら切りたいと思う方がいらっしゃるかと思います。しかし、切りたい部分が直接見えないために、地毛とは異なる感覚で切ることになり、意図しない結果になる可能性が高くなります。
そこでこれらの部分をカットする時はマネキンヘッドを使用することをおすすめします。ウィッグスタンドではウィッグが安定しないため、型崩れを防ぎながら正確にカットできるマネキンヘッドの方が有効です。
ボリュームを減らしたい場合、有効なのはやはり「すきバサミ」を使うことでしょう。通常のはさみでは刃が傷んでしまう可能性がありますので、専用のすきバサミを使用しましょう。刃の種類によっては使い捨ても考えられますので、用途に応じた適切なすきバサミを選びましょう。
そしてカットの仕方ですが、ブロッキングという方法がよく知られています。ブロッキングとは髪を小分けにして髪の切る部分を分かりやすくすることです。髪をすくいピンやゴムで留めたらブロッキングの完成です。どこをブロッキングすればいいのか分からないという方は、前髪・右サイド・左サイド・頭頂部の4つのブロックに分けると簡単です。慣れてきたり、切りたいところが多くあったりする際は、サイドのブロックの数を増やすことができます。
またブロッキングしてしまうと全体像が掴みにくくなるため、慣れていない方は事前に切る長さを決めておくことがおすすめです。カットの後はブロッキングを外していきます。ただし、ブロッキングを外す順番には注意が必要です。次のブロックでのカットの際に毛が邪魔にならないように、適切な順番でブロッキングを外していきましょう。最後にはゴムなどをすべて解き、全体のバランスを見ながら理想のヘアスタイルに仕上げます。
いかがでしたか。ウィッグのセルフカットをする際は、ぜひ参考にしてください。セルフカットに躊躇してしまう場合は、美容院に頼む方法もあります。ウィッグをカットしてくれる美容院はあまり多くありませんが、インターネットで事前に調べたり、直接美容院に問い合わせることでウィッグカットに対応しているか確認してみてください。
ウィッグを購入したら、想像していたヘアスタイルと異なるとがっかりしますよね。自分のなりたいヘアスタイルを自分の手で作り上げ、自分に合ったウィッグでおしゃれを楽しんでください!