顔型別おすすめウィッグ!部分ウィッグからフルウィッグまでご紹介

自分の顔の形にコンプレックスを抱く女性は少なくありません。顔の形をカバーするために、なりたい髪型のイメージを選び美容院でカットやパーマをすることもあるでしょう。しかし、実際の仕上がりが自分の顔型に合っていなかったり、思い通りのカットにならなかったりするなど、理想のイメージに合わせて髪型を作ることはなかなか難しいものです。

そこで今回は、さまざまなウィッグの種類から、顔型別におすすめのウィッグをご紹介します。ウィッグであれば、挑戦したい髪型があったけど自分の髪質や癖の都合で断念した方、似合う髪型が見つからない方、美容院でなりたい髪型を実現できなかった方でも、気軽に試せるはず。ウィッグで自由自在に髪型を変えて、おしゃれも楽しみましょう。

前髪で、気になる顔の形をカバーしたい!
まずは、気になる顔の形を前髪でカバーする方法をご紹介します。最近では、前髪専用のウィッグにおいても多種多様なスタイルがそろっているため、自分の顔型に合わせて選ぶことができるのです。以下に、顔型別に似合う前髪のスタイルをまとめました。

丸顔の方

アゴや頰がふっくら丸く、幼く見られてしまいがちな丸顔さんは、斜めバング(斜め前髪)にしてシャープなラインを作り、顔の丸みをカバーしましょう。ショートヘアの方は、トップ(頭のてっぺん)にボリュームを持たせて縦のラインを強調し、面長効果を狙います。もし、前髪ウィッグを使用してトップにボリュームをプラスしたい場合は、つむじの部分までカバーできる「つむじあり前髪ウィッグ」がおすすめです。

面長顔の方

顔型別おすすめウィッグ!部分ウィッグからフルウィッグまでご紹介

目と目の間隔が狭く、顔の縦幅が長めなことから実年齢よりも上に見られがちな面長さんは、前髪多めのフルバング(ぱっつん前髪)のウィッグが良いでしょう。
面長さんでロングストレートの方が前髪なしのワンレングスにすると、顔の縦長がより強調されてしまいます。そのため、前髪ウィッグを選ぶ際にも前髪部分の量を多めにして、かわいらしいドール風なイメージに仕上げてみてはいかがでしょうか。

逆三角顔の方

逆三角形の顔はシャープな印象ですが、アゴのラインが細い分、顔の横幅が大きく見えてしまいがちです。そんな逆三角顔さんに似合う前髪スタイルは、長めの斜めバングです。長めの斜めバングで毛先をふんわりとカールさせると、横方向への広がりを持たせられるため、グラマラスな雰囲気にもなりますよ。

下ぶくれ顔の方

顔の下半分の幅が広い下ぶくれさんは、頰からアゴにかけての部分をカバーできる髪型がおすすめです。中でも、前髪を長めに残して根元を立ち上げる「かきあげバング」であれば、頰の幅広部分を自然にカバーできます。かきあげバングは、ベビーフェイスでかわいらしい印象の方でもほどよい色気と大人っぽさを演出してくれる髪型。下ぶくれ顔に悩んでいる方は、ぜひチャレンジしてみてください。

四角顔の方

顔型別おすすめウィッグ!部分ウィッグからフルウィッグまでご紹介


アゴが平たく、頰が張って見える四角顔さんは、顔の縦幅が出るようなヘアスタイルに変えてみましょう。センター分けにしておでこに空間を作り、頰へ向かって毛先をやわらかく流す方法です。
他には、長い前髪の斜めバングにしてエラの張った部分をほどよく隠しましょう。
また、どうしても切りそろえた前髪にしたい場合は、フルバングの前髪ウィッグを使用し、アゴまでの長さのボブスタイルにすれば、頰部分の張りもうまくカバーできますよ。

卵顔の方

卵顔さんは、目と目が近く顔全体が細く見える印象です。比較的、どのような前髪でも似合うとされています。トップを強調するようなボリュームのある前髪よりも、韓流アイドル風に薄くすいたシースルーバングがおすすめです。旬のモテヘアにもためらいなく挑戦できる卵顔さんのメリットを、存分に生かしましょう。

フルウィッグや部分ウィッグなら、髪の長さも自由自在
おしゃれを楽しむことが好きであれば、「毎日服装に合わせて髪の長さを自由に変えられたら良いのに……」と、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?そんなときも、ウィッグを活用すれば自由自在です。
先ほどは、前髪のスタイルをチェンジして顔の形をカバーする方法をご紹介しましたが、ここでは、顔型別のフルウィッグや部分ウィッグを使用したおすすめヘアをご紹介します。

丸顔の方

顔型別おすすめウィッグ!部分ウィッグからフルウィッグまでご紹介

丸顔さんは、ショートヘアがとてもよく似合う顔型です。普段はミディアムヘアやロングヘアの丸顔さんも、思い切ってショートヘアのフルウィッグでイメージチェンジしてはいかがでしょうか。
また、丸顔さんがショートヘアのウィッグを選ぶ場合、ほどよい長さの前髪があるタイプをチョイスしてください。なぜなら、前髪なしのウィッグや前髪の短いウィッグだと、顔の丸さが目立ってしまうためです。

面長顔の方

面長さんは、顔の縦幅を強調させないためにも、トップのボリュームを抑えて前髪を作ってサイドをふんわりとさせましょう。このような髪型を実現させるウィッグは、サイドにボリュームを持たせたショートパーマヘアのウィッグです。やわらかくカールした前髪の毛先を顔の中心部分に集まるようにセットすれば、面長が目立たなくなるでしょう。また、エアリーな雰囲気のボブヘアもおすすめで、かわいらしくてアクティブな印象をプラスできます。

逆三角顔の方

顔型別おすすめウィッグ!部分ウィッグからフルウィッグまでご紹介


逆三角顔さんは、華やかさや女性らしさに重点を置き、全体的にボリュームがあって動きのあるヘアスタイルがおすすめです。
コンパクトなクール系のヘアスタイルもステキですが、ちょっと冷たい印象を与えてしまうことも。そのため、フルウィッグでも選びやすいマッシュ風の丸みのあるボブヘアや、外国人風のゆるふわパーマスタイルのウィッグを選んでみてはいかがでしょうか。

下ぶくれ顔の方

下ぶくれさんは、トップとサイドにボリュームや幅を持たせ、毛先に向かってスリムに見えるスタイルを選びましょう。ウィッグは、サイドにレイヤーを入れながら毛量を多めに残したウルフカットや、トップにボリュームがあるマッシュボブなどがおすすめです。
また、下ぶくれさんの場合、ロングストレートだと似合わせにくいイメージもありますが、サイドをアゴの位置でいったん切りそろえた「姫カット」であれば、抵抗なく取り入れられるでしょう。

四角顔の方

四角顔さんはエラの張っている方が多く、顔が大きく見えてしまいがちな印象があります。そこで、顔が大きく見えないようストレートヘアのウィッグを使用しましょう。サイドがすとんと下りたストレートヘアのウィッグでエラをカバーし、トップはボリュームを抑えて全体的に見てひし形になるようにスタイリングしてみてください。
また、顔が大きく見えないよう、前髪を幅広にしすぎないこともポイントです。他にも、エアリーなカールがサイドに入ったボブのウィッグを活用すれば、四角い顔立ちをカバーすることができます。

卵顔の方

卵顔さんは、基本的にはどのようなスタイルのウィッグでも取り入れやすい顔型をしています。そのため、自分の好きな髪型や挑戦してみたい髪型のウィッグを試すチャンスです。ただし、ヘアスタイル次第で無難な感じに見えてしまう顔型でもあるため、自分のなりたいヘアイメージを具体的に作ってからウィッグを選ぶと良いでしょう。

そこで、卵顔さんはショートヘアやボブ、ロングヘア、ウェーブヘアなど、さまざまな髪型が似合う分、シチュエーションに合わせて複数のウィッグを使い分ける方法をおすすめします。
例えば、華やかな席(結婚式やパーティー)では、ウェーブのかかった部分ウィッグで長さやボリュームをプラスする、友達とカジュアルファッションでお出掛けするときには、アクティブな印象のショートヘアのウィッグを使用するなど。さまざまなウィッグにチャレンジしてみましょう。

ウィッグを使ったワザありスタイリング術!
ウィッグは、そのままつけるだけではなく、さまざまなスタイリングを楽しめます。2つに結ぶ、毛先をカールする、編み込みを入れるなどのアレンジを加えれば、ウィッグとは思えないナチュラルなヘアスタイルを作ることができるのです。ここでは、ウィッグを使用したワザありスタイリング術をご紹介します。

1.ツインテール

ロングヘアをキュートに見せる、代表的なテクニックといえばツインテールです。ツインテールは、髪を左右に均等に分けて結ぶヘアスタイルですが、ウィッグで作るツインテールには少しコツがあります。

ウィッグをツインテールにアレンジする場合、分け目をくっきり残さないよう、左右からジグザグ型に毛束を取りましょう。左右に分けた髪を結ぶときにも固く結ばず、ゆるめに縛ることでウィッグをつけていることがバレにくくなります。

「ツインテールはかわいいけど子どもっぽく見えてしまうのでは?」と思う方もいるかもしれません。ツインテールで大人っぽく仕上げたいときは、耳元よりも低い位置でゆるく結び、結んだ毛束から髪を少し取って、ヘアゴム部分に巻き付けてください。そのあとヘアピンを使用し、ヘアゴムで結った部分を目立たないように隠してとめます。
最後に、トップやサイドに動きが出るよう、髪の毛を少しずつ引っ張り出して全体的なバランスを整えれば、ふんわりとした女性らしいツインテールの完成です。

2.編み込み

編み込みは、ストレートのボブやロングヘアのウィッグを華やかに見せたいときにおすすめのアレンジ方法。トップから少しずつ毛束を拾いながら毛先に向かって三つ編みをしていくだけのため、コツさえつかめば簡単です。また、髪と一緒に細いリボンを編み込んだり造花を飾ったりすれば、お祝いの席でも映えるヘアスタイルになります。

シンプルな印象のストレートヘアウィッグも、編み込みを加えることでこなれ感が出て、おしゃれなヘアスタイルになるでしょう。ただし、ウィッグの毛質によっては編み込みの癖がつきやすい場合もあるため、使用後のお手入れでストレートにスタイリングし直す必要があります。

3.前髪をカットする

同じウィッグを長く使用していると、ヘアスタイルに変化がないため飽きてくることもありますよね。そんなときは、ウィッグの前髪部分をカットしてイメージチェンジしてみるのはいかがでしょうか。
ウィッグの前髪部分をカットするときは、顔型や目、眉の位置に合わせる必要があるため、ウィッグを正しくつけた状態で行ってください。

前髪カットのコツは、ハサミを横方向ではなく、縦方向に入れて切ることです。縦方向にハサミを入れることで、長さを微調整するときにも楽ですし、ナチュラルな前髪を作ることができますよ。

4.大きめのゆるいカールを作る

顔型別おすすめウィッグ!部分ウィッグからフルウィッグまでご紹介

ロングヘアのウィッグをお持ちなら、大きめのカールを作ってやわらかいくせ毛のようにするヘアアレンジもおすすめです。

大きめのカールが作れる太めのコテを使用し、耳元のサイド部分から内巻き、外巻き、内巻きと交互になるように髪全体を巻いていきます。巻き終えたら手ぐしで髪をほぐし、ふんわりとしたゆるいウェーブになるよう調節してください。

5.前髪のボリュームアップテクニック

こちらは、ウィッグの前髪部分だけにボリュームをプラスする、簡単なアレンジ方法です。まず、ウィッグの前髪部分を上部と下部でブロッキングします。ブロッキングしたら、上部からストレートアイロンで内向きにスタイリングし、カールを作りましょう。
次に、ブロッキングした下部も内向きになるようストレートアイロンをかけ、スタイルを完成させます。

おわりに
顔の輪郭やパーツは、人それぞれ違います。もちろん、似合う前髪や髪型も人それぞれ。そして「自分に似合う前髪や髪型がよく分からない」と悩んでいる方にこそ、ウィッグの利用をおすすめします。ウィッグを活用すればさまざまなヘアスタイルを自由に作れますし、自分だけのヘアスタイルを見つけることができるかもしれません。
また、部分ウィッグをつけたりフルウィッグをかぶったりするだけでも、ヘアスタイルの変化を気軽に楽しめます。ちょっとしたアレンジをプラスすれば、髪型のバリエーションをもっと増やすこともできるでしょう。

今回ご紹介した顔型別のおすすめ部分ウィッグやフルウィッグ、そしてアレンジ方法を、ぜひ参考にしてみてください。そしてさまざまなヘアスタイルでもっとおしゃれを楽しみましょう。