ヘアスタイルを楽しみたい男性へ!自然に見えるメンズウィッグの選び方や着け方

おしゃれは服装だけでなく、ヘアスタイルとのコーディネートも大切。最近では男性でも、季節やシーンに合わせおしゃれにスタイリング・カラーリングをしている方が増えています。
でも、そんなときに気になるのが、仕事との兼ね合いです。学生さんやファッション関係などの方なら自由に髪型やヘアカラーを楽しめるかもしれませんが、勤務先や業界によっては髪型を自由に変えられないという方も多いでしょう。

そこで今回は、地毛を染めたり伸ばしたりする代わりに、メンズウィッグでおしゃれを楽しむ方法をご紹介します。「かつら」というと抵抗感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、髪が短い男性こそ、ウィッグの装着もしやすく活用の幅も多岐に渡るのです。

こんなとき、ウィッグが活躍
若い男性用のウィッグって本当に必要?と、不思議に思う方もいるかもしれません。ウィッグは、意外に幅広い活用法があるのです。ここでは、男性にウィッグを活用してほしいさまざまなシーンをご紹介します。

休日のアクティビティに

ヘアスタイルを楽しみたい男性へ!自然に見えるメンズウィッグの選び方や着け方

普段はまじめに仕事をし、休日にはクラブやイベント、フェスなどで有意義に過ごすことを楽しみとしている男性の方も多くいるでしょう。しかしファッションはばっちり決まっているのに髪型だけがイマイチ…。そんな風に感じたことはありませんか?
ウィッグがあれば、休日のファッションのイメージにばっちりマッチした髪型に変えることができます。

変化をつけたプロフィール写真に
インターネットなどを通じて、趣味に関する活動を行っているアクティブな男性なら、SNS上のアイコン写真やオフ会で配布する名刺に載せる写真を持っているはず。そのときの写真だけは、普段とは別の雰囲気にしたいというこだわりがある方もいるかもしれません。そんなときも、ウィッグを着けるだけで一気にイメージチェンジを図ることも可能です。普段とはひと味違った「別の顔」で、さまざまな印象を与えることができるでしょう。
髪型1つ違うだけで、与える印象も大きく変わります。

仕事関係の人に気づかれたくないプライベートタイムに
営業や広報など、外勤が多いお仕事をされていると、プライベートの時間であっても、外で仕事関係の知人にばったり出会う機会があるかもしれません。
多くの人に会う職業だからこそ、プライベートはきっちりと分けたい。そんなときにはウィッグを活用すれば、後ろ姿や横顔のイメージをがらりと変えられるため、外出先で仕事上付き合いのある人々に気づかれてしまうのを防ぐことができます。

モテる男のヘアスタイル5選
「ウィッグが便利なことは分かったけれど、どうやって選んだらいいの?」と、お悩みであれば、インターネットで検索してメンズウィッグのカタログを見てみると良いでしょう。バリエーション豊富で、おしゃれなウィッグがたくさんそろっています。
ここでは、男子のモテ髪を実現するためのおすすめスタイルを5つご紹介します。

さわやかで優しい印象の「ブラウン系ミディアム+スパイラルパーマ」

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さわやかで毛先のウエーブに優しい印象をもたらす少し長めのゆるパーマスタイル。今はやりでもある中性的なモテ顔を作るためには、髪型も大切です。
身長が低めの方のモテスタイルとして、中性的で優しい雰囲気を演出してみるのも良いでしょう。

くせ毛風でクール&ワイルドに「グラデーションカラー+ソフトモヒカン」
ワイルドな魅力を放つアスリートやダンサーのようなソフトモヒカンも、ウィッグで実現できます。髪色は変化をつけたグラデーションカラーで、動きと立体感を演出しましょう。グラデーションのウィッグは、地毛が見えても目立ちにくい点もおすすめのポイントです。

誠実な印象とスタイリッシュさが両立したサラサラ前髪の「黒髪ストレートショート」
普段は現場作業などで短髪にしている方も、ときにはサラサラヘアの塩顔男子に変身してみませんか?知的でスタイリッシュな雰囲気も漂いつつ、誠実なイメージで好印象を与えられるはず。普段の髪型とのギャップもまた魅力となるかもしれません。

あえて草食男子系の代表的スタイルに!「マッシュ+レイヤードショート」
休日はカジュアルファッションが多いなら、どんな世代にも好感度の高いマッシュスタイルがおすすめです。重めの前髪が長めのもみあげ部分にそのままつながったスタイルは、どこかノスタルジックで少年っぽい「草食男子」のイメージを与えます。年上女性の高感度を上げるなら、マッシュ+レイヤードショートがおすすめです。

芸術家風!?サブカル層でウケるなら「セミロング+ウルフカット」
ライブハウスや演劇関係者など、サブカル層で人気の高い、セミロングのウルフカット。一見難易度が高そうですが、意外に似合う人も多いのがこのスタイルです。アートやクラフト、音楽などの趣味で人脈を広げたいと考えているなら、それらを通じた交流で出会う人たちにも印象的に映る髪型にしてはいかがでしょうか。

男性用おすすめのウィッグの種類
それでは次に、ウィッグのスタイルにはそれぞれどんな効果があるかについて詳しくご紹介します。

小顔効果なら

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ダイヤモンド型のフォルムで小顔に見せる効果バツグンのミレパームグラデーション、額が広い方などは前髪だけを重めにできるナチュラルスタイル前髪ウィッグなどをおすすめします。同じく重めの前髪フルウィッグでレイヤーカット、量感があって個性的なセミロングのボヘミアンパームグラデーションなども小顔効果アリです。

カジュアルファッションに合うウィッグは?
定番のカジュアルスタイルにしっくり合うヘアスタイルにするには、やはりさわやか系がおすすめです。ジェントルスムーディ、シンプルショートレイヤーなどはナチュラルカジュアル、シンプルカジュアルにマッチします。少し辛めのストリートカジュアルに合わせるなら、ソフトモヒカングラデーション、スコッチシャギーグラデーションなどのグラデーション系がおすすめです。

仲間同士のパーティやクラブイベントなどでは?
思いっきり華やかに装いたい席では、少し個性的なスタイルや目力を強調するハードなスタイルにチャレンジしてみましょう。ミディアムボリュームのイエローカラーや、あえて真っ黒な髪でハードに決まるソフトモヒカングラデーションのブラックカラーがおすすめです。

リクルートでは?
就職活動用に、やむなくウィッグを活用したいときもあるはず。そんなときは、黒髪で襟足・耳周りは短めという就活ヘアスタイルの鉄則を押さえたウィッグ選びをしましょう。ショートベーシック、ノーブルグラデーション、ショートシャギーカット、ソフトモヒカングラデーションなどがビジネスヘアとしておすすめです。

ウィッグを自然に見せるコツ

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ウィッグは魅力的だけど不自然に見えたり、すぐバレたりしないか心配…と考える方も多いでしょう。そんな不安を解消するために、ウィッグが自然に見えるための選び方や着け方のコツをご紹介します。

購入時に毛の材質を確認し、テカリが少ないか見ておく
店頭で実際に手に取り選べるなら良いのですが、お店が近くになく通販でウィッグを購入しようと思っている方もいると思います。そのような場合には、必ず毛の材質を確認しましょう。デイリー用のメンズウィッグの場合、人工毛で作られていることがほとんどですが、「テカリを抑える」「自然に見せる」などの表記や、それに関する説明書きがあるか確かめておくと安心です。

装用時にネットをかぶるとき、襟足などから地毛を出さない
フルウィッグを装用する前には必ず頭全体にネットをかぶりますが、これは頭の形をコンパクトにしておくだけでなく、地毛をしっかり隠す役割も持っています。ネットからもみあげや襟足の地毛がはみ出ていると、ウィッグからもはみ出してしまうことがありますから、ネットをかぶる段階で地毛をしっかり隠すようにしましょう。襟足が出ていると、せっかくのウィッグもかっこ悪く不自然に見えてしまいます。装着後は必ず後ろもチェックするようにしましょう。
また生え際や耳の周辺にも気をつけ、ネットの中に丁寧に髪を入れていく必要があります。

分け目があまり目立たず、毛流れに動きのあるウィッグを選ぶ
ウィッグが不自然に見えてしまう場合、毛の部分だけでなく地肌の部分が透けて見えることで「かつらかな…?」と思われてしまうケースがあります。地肌部分が自然に作られているものなら問題ありませんが、地肌が透けて見えにくいウィッグを選ぶことの方が近道といえるでしょう。ウィッグを選ぶ際には、ウィッグそのものに分け目などがなく、つむじも見えにくい動きのあるスタイルを選ぶと気づかれにくくなります。

注意したいのは「もみあげ」部分
ウィッグであることがバレてしまう原因の1つに、「もみあげの部分が大きく盛り上がってしまう」ことが挙げられます。ネットをかぶるとき、もみあげ部分がふくらまないよう特に注意しながら、地毛をぴったり押さえつけるようにしましょう。

ウィッグのケア方法
ウィッグのケア方法

ウィッグも、使い終えたらきちんとお手入れしなければ長持ちさせられません。また、汚れたままにしておけば洗っても汚れが落ちにくくなったり、においがついてしまったりすることもあります。長く快適な状態で使い続けるために、ウィッグは定期的にお手入れをすることが大切です。

特に汗や皮脂が多い男性の場合は、日常的にウィッグを使用するのであれば週に1度はきちんと洗ってお手入れしておきましょう。
以下では、男性用ウィッグのお手入れ方法と手順についてご紹介します。

【準備するもの】
大きめの洗面器、シャンプー&リンス(ウィッグ専用でも市販品でも可)、タオル、ドライヤー、コーム・ブラシ(静電気を防ぐタイプが望ましい)

1.洗面器に、シャンプーをぬるま湯で薄めたものを満たす。
2.シャンプー液を泡立て、ウィッグを浸してセーターを手洗いするときのようにソフトにもみ洗いする。
3.汚れが落ちたら、ウィッグをよくすすぐ。
4.洗面器を1度洗って、次にリンスをぬるま湯で薄めたものを満たす。
5.洗面器にウィッグを浸し、ウィッグを手ですくようにしながらリンス液をよくなじませる。
6.もう1度、ウィッグをよくすすぐ。
7.水気を大まかに切ってから、タオルで丁寧に水分を取る。
8.ウィッグをウィッグスタンドに載せ、毛先から順に丁寧にコームでもつれを取ったあとにブラッシングしていき、最後に根元から毛先までをブラッシング。そのあと、低音のドライヤーで丁寧に乾かすか、陰干しでよく乾かす。

フルウィッグの場合はウィッグスタンドに載せて保管することが理想的ですが、タオルに毛をそろえておいて乾かしても大丈夫です。
また、男性の場合はワックスなどのスタイリング剤を使用している方も多いと思います。その場合、もちろん市販品のスタイリング剤を使用しても良いのですが、洗うときなどのケアのしやすさを考えると、ウィッグ専用のスタイリング剤で仕上げることが望ましいでしょう。スタイリング剤を使った場合は、その都度洗い流すようにしてください。

もちろん、お手入れ時もウィッグは優しく取り扱うことが大切です。傷がつくと、ウィッグを使用できなくなってしまうこともあるため注意しましょう。
スタイリング時にドライヤーやコテを使うことは、耐熱の人工毛を使用したウィッグの場合可能です。しかし使用法によっては傷みを早める場合もありますから、使いすぎないようにしてください。

おわりに
今回は、男性用ウィッグの種類や似合うシーン、お手入れ方法などについて詳しくご紹介しました。髪型は、それだけで人の印象を大きく左右します。ビジネスシーンとプライベートで印象を大きく変えたり、服装や気分に合わせて、ウィッグで自由に髪型を変えたりすることで、ファッションの幅も広がるはず。
また、好きな髪色を選べる点もウィッグのメリットです。髪のカラーリングがあまりできない職場も少なくないでしょうから、髪型を変えることにとどまらず、ウィッグを使って好きな髪色にチェンジするのも良いでしょう。これまでしたくてもできなかった髪型やカラーに挑戦することで、自分の新しい魅力が発見できるかもしれません。
毎日使いでも休日使いでも、さまざまなシーンで役立つウィッグ。せっかくのウィッグを長持ちさせるよう、お手入れ方法にも気をつけながらおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。