普段使い用ウィッグを自然に見せるコツ

コスプレなどのブームもあり、広く知られるようになったファッションウィッグ。しかしそれでも、「普段のコーディネートに取り入れるとなるのはハードルが高いのでは?」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ウィッグを自然に見せるつけ方やコツなど、普段使いでウィッグを楽しむためのポイントをご紹介します。

自然に見せるなら、部分ウィッグよりフルウィッグの方が効果的な場合も!
そもそもウィッグをつけるということ自体、多少ならずとも抵抗を感じてしまっている方もいるかもしれません。その場合、できるだけ地毛を隠したくないという意識から、「はじめは部分ウィッグから挑戦してみよう」と考えがちなようです。

しかし実際には、地毛との境界線に気を配る必要がある部分ウィッグよりも、地毛をすっぽり隠して全体のスタイルを変えてしまうフルウィッグの方が、かえってナチュラルに見える場合もあるのです。
もちろんその際には、ウィッグが浮いて見えたり、頭が大きく見えたりしないように工夫する必要があります。具体的には、ウィッグネットをつける段階でヘアピンを使用し、きっちりとめることなどが有効でしょう。

髪色は、フルウィッグの場合でも地毛に近い色を選ぼう

普段使い用ウィッグを自然に見せるコツ

部分ウィッグを使用する場合は地毛となじませる必要があるため、毛の色の選択に気を配る方が多いと思います。
一方フルウィッグであれば、元の髪は全て隠れていますよね。そのため、髪色を多少変えても目立ちにくいのですが、それでもフルウィッグを日常使いする場合にはできるだけ地毛に近い色を選ぶことをおすすめします。

「人工毛」の場合、ツヤによる地毛との質感の差が生じます。そのため、「あまり目立たないように……」という日常使いであれば、地毛とあまりかけ離れない色味で、なおかつ地毛のツヤ感などを参考にしながら選ぶと良いでしょう。

人工毛ウィッグ特有のテカリを抑えるには?

ファッションウィッグの大部分は「人工毛」と呼ばれる合成繊維でできています。そのため、先ほどご紹介したように、地毛とは異なる色味や質感が多少なりとも感じられてしまいます。中でもお悩みの種となりやすいのが人工毛特有のテカリ。毛の色によってはかなり不自然なテカリがあり、どうにかしてカバーできないかと考えたことのある方も多いはずです。

ファッションウィッグの素材として現在主流になっている耐熱ファイバーで作られたウィッグには、人毛に近いツヤや質感を実現したものも増えています。しかし、それだけ高品質のものは価格も高価になりがちです。
もし、品質と価格のバランスでウィッグを選んだ際、テカリなどが気になったら、以下の方法を試してみましょう。

つや消しタイプのワックスなど、マット系の整髪料でスタイリングする
テカリが気になるウィッグでも、マット系の整髪料を使うことによってテカリをある程度抑えることができます。

制汗スプレーをウィッグ全体に軽く吹きかける
これは雑誌でも紹介された裏ワザ。パウダー入りの制汗スプレーをウィッグ全体に吹きかけると、パウダーの効果で自然にツヤを抑えて見せることができます。
ただし、スプレーはウィッグにあまり近づけすぎないように注意してくださいね。近づけすぎるとパウダーが白く残ってしまうことがあるためです。

ベビーパウダーを軽く振り、粉をはたいて落とす

普段使い用ウィッグを自然に見せるコツ

こちらも制汗スプレーと同様、パウダー感でツヤを消す方法です。
ベビーパウダーを振っただけだと粉っぽさが残ってしまうため、念入りに粉をはたき落とし、ツヤが見えなくなる程度に仕上げるのがコツです。

おわりに
今回は、ウィッグを自然に見せるコツについてご紹介しました。ウィッグを自然に見せるためには、「色味」「境目」「ツヤ・質感」に気を配ることがポイント。お手頃な人工毛のファッションウィッグでも、ひと工夫加えることでかなりナチュラル感を出すことができます。ぜひ試してみてくださいね