不自然に見えてしまいがちなウィッグを自然に見せる方法とは?
ウィッグはファッションアイテムとして、髪の悩みをカバーするためなどいろいろな目的で使用できます。ウィッグを使いたいけど、どうしても不自然に見えてしまうのが悩みという人は多いのではないでしょうか?ウィッグにも種類がありますが、ちょっとした工夫で自然に見せることができます。そのコツを紹介します。

1.ウィッグが不自然に見えてしまう理由
つむじ
ウィッグが不自然に見える理由で最も多いのが、つむじです。自毛の場合つむじは頭のてっぺんのほぼ中心のあたりです。人により多少の違いはありますが、生まれつき決まっていて、分け目を変えたり、セットしたりしてもつむじの位置を変えることはできません。ウィッグの場合ずれやすいので、たった1cmずれただけでも不自然に見えてしまうのです。
ツヤ
年齢や体調、髪質などで多少の違いはありますが、健康な髪には自然なツヤがあります。ウィッグの場合は、使える素材が限られるため人工的なツヤになってしまいがちです。テカリすぎることが多いのもウィッグの特徴です。
分け目
自毛の場合つむじの巻き方や毛の生えている方向によって、分け目が自然に決まってきます。ウィッグの場合分け目がなかったり、妙にくっきりはっきりしていたりするので、これも不自然に見えてしまう原因です。
サラサラ感がない
髪質や体質による違いはあっても、自然な髪は何の理由もなく束になったり、固まったりはしません。スタイリング剤をつけても、よほどハードに固めない限り、風が吹けばサラサラと風になびきます。ウィッグはこのサラサラ感がないものが多いので不自然に見えてしまうのです。
2.ウィッグを自然に見せるコツ

ネットよりも水泳キャップ
ファッションアイテムとしてウィッグを付ける時、自毛のボリュームがあるとウィッグが浮いてしまいピタっとフィットしません。このため襟足のところが浮くと不自然に見えてしまいます。ネットではうまくボリュームを抑えられない時は、水泳キャップがおすすめです。メッシュの水泳キャップなら通気性もあるし、髪が多い人もネットより抑える力があるので、フィットしやすくなります。
トップにボリュームを出す
トップ部分がペタンとしていると、どうしても不自然に見えてしまうので、つむじのあたりにはボリュームを出しましょう。逆毛を立てると効果的ですが、ウィッグを傷めずにするには歯ブラシがおすすめ!優しく逆毛を立てるだけで、エアリーで自然なボリュームが出ます。より自然に見せたいなら、逆毛を立てた部分にかからないようカチューシャやヘアバンドでつむじを隠してしまうのもおすすめです。
前髪を軽くする
前髪が揃いすぎているのもウィッグを不自然に見せる理由となってしまいます。こういう時は、スキバサミを使って、少し前髪を軽くしてみましょう。すきすぎるとスカスカでかえって不自然になるので、毛先の方を少しだけすけばOKです。
耐熱性ウィッグを選ぶ
ウィッグにもいろいろな種類がありますが、非耐熱性のものは自毛にはない不自然なテカリがあります。非耐熱性は価格も安く気軽に購入出来るのが魅力ですが、自然に見せたいなら耐熱性がおすすめです。若干価格は高くなりますが、非耐熱よりも不自然なテカリは抑えられています。耐熱性でもちょっとテカリ気味なものがありますが、そういう時はツヤが出ないワックスを使うとテカリを抑えることができますので試してみてください。
ウィッグの中でもフルウィッグは、不自然に見えてしまうものが多くなります。でも、自然に見えるコツを知っていれば、選ぶ時も失敗せずに済みますし、今持っているウィッグにも活用できるので、ひと工夫するだけで自然に見せることができますよ!