ウィッグのヘアアレンジに悩んでいる方へ:お湯パーマのやり方
ウィッグのアレンジにお悩みの方へ
ウィッグを使うたびに、ヘアアレンジに四苦八苦している方は多いですよね。カーラーで巻いたり、ドライヤーでクセをつけたりしても、すぐに取れてしまったり、「非耐熱ファイバーのウィッグなので、コテでアレンジできない」といった悩みもあります。
そこで今回は、どんなウィッグでもカールやパーマのアレンジができる「お湯パーマ」のかけ方についてご紹介します。
お湯パーマの基本のやり方
お湯パーマは、道具も少なく簡単にできる方法です。以下に手順をご紹介します。
手順
1. お湯の温度を調節する
鍋にお湯を入れ、IHコンロやガスコンロで温度を70度程度にキープします。温度計がない場合は、鍋底から気泡が少しずつ立ち上る程度が目安です。
2. ウィッグの準備をする
カーラーを巻いたり、三つ編みにしたりなど、ウィッグにパーマの準備をします。
3. ウィッグをお湯に浸す
お湯が適温になったら、準備したウィッグを菜箸などでお湯に入れ、3~5分程度浸します。
4. ウィッグを水気を切って乾かす
ウィッグをお湯から上げ、タオルで水気を切ります。そのままタオルの上で陰干ししましょう。
5. スタイリングする
ウィッグがしっかり乾いたら、カーラーや三つ編みを解いて完成です。
お湯パーマ後の上手なスタイリング方法
お湯パーマをかけた後、左右対称にならなかったり、思った通りの仕上がりにならなかったりすることもあります。しかし、ワックスやムースを使ってふんわりとアレンジしたり、スタイリングが完成した後にスプレーで固めることもできます。
また、お湯パーマでは、かけたパーマを戻す「お湯ストレート」もできます。70度程度のお湯にウィッグを3~5分程度浸し、取り出した後にブラシやコームで髪をとかしてストレートに戻し、乾かせばOKです。完全にストレートに戻せない場合は、もう一度お湯に浸すと良いでしょう。ウィッグが耐熱ファイバー製の場合は、お湯ストレートを行った後、アイロンでウェーブが残る部分を整えれば、きれいなストレートになります。
お湯パーマには慣れが必要ですので、最初はうまくカールを作れないかもしれません。古くなったウィッグなどを使ってお湯パーマとお湯ストレートを繰り返し練習すると良いでしょう。慣れてくれば、強いカールや巻き髪など、さまざまなスタイルをお湯パーマで作ることができます。
おわりに
今回は、ウィッグのヘアアレンジに簡単に使える「お湯パーマ」のやり方をご紹介しました。耐熱ウィッグだけでなく、非耐熱素材のウィッグにもカールをつけることができるのがお湯パーマの大きなメリットです。
ただし、頻繁にお湯パーマを行うと、ウィッグの毛が傷む可能性があります。何度も練習したい場合は、現在使用中のウィッグではなく、使い古しのものを活用することをおすすめします。
失敗しても簡単に元に戻せるという点で、お湯パーマは便利な方法です。ぜひマスターして、1つのウィッグをさまざまなスタイルで楽しんでみてください!