ウィッグを簡単に毛先まで染める方法や染め方、教えます!

ウィッグを簡単に毛先まで染める方法や染め方、教えます!

お手持ちのウィッグの髪色が明るすぎるかも、と感じていたり、長く使っていてそろそろ飽きてきたりしてはいませんか?

気分を変えるために地毛を染めるように、実はウィッグの毛を染めることもできます。

そこで今回は、ウィッグの毛を簡単に毛先までしっかり染める方法をご紹介!ウィッグの髪色を変えたいと思っていた方はぜひ挑戦してみてくださいね。

化学繊維用の染料でウィッグを染められる?

ウィッグを簡単に毛先まで染める方法や染め方、教えます!

人毛ウィッグは人毛用の染毛料(ヘアカラー)で染められますが、人毛でないウィッグの毛は「ファイバー(化学繊維)」素材でできているため、ヘアカラーで染めることはできません。

そこで、ウィッグユーザーの口コミで広まった、人毛でないウィッグの染め方をご紹介します。化学繊維を染められる染料を使う方法です。

例えば、手芸店などで市販されている布用の染色剤(ダイロンなど)を使ってウィッグを染める方法が知られています。布用染色剤は色味も豊富ですから、好みの色が見つかるかもしれませんね。

合成繊維用の染料で染める場合の方法は、まず染め粉を入れても良い大きな鍋やバケツに、少し熱めのお湯をたっぷり入れて染料を溶かし、その中にウィッグ全体を20~40分ほど浸けこんできれいに水ですすいで乾かせば、好みの色に染まっている、というもの。染める色の濃さは、浸けこむ時間で調整すると良いようです。

なお、明るい色の髪(金髪など)を暗く染めることは比較的簡単にできますが、黒髪などの暗い色を明るく染めるのは難しいといわれています。また、毛質がゴワついてしまうことがあるという意見が多い点も注意したいですね。

市販のヘアチョークでウィッグを一時染め
パーティなどのために、一時的にウィッグの部分染めをしたい!という方には、地毛用に市販されている一時染め(ヘアチョーク)を使う方法をご紹介します。

ヘアチョークは名前の通り固形タイプなので、染めたい(色をつけたい)部分に直接こすり付けて色を塗ればOKといわれています。たくさんの色をそろえておけば、そのときどきに応じて好きな色にウィッグを部分染めできそうですね。一度に複数の色が使えることや、シャンプーで落とせることも魅力です。

ただし、雨や水滴がかかると色落ちしてしまうことがあるのが難点。水濡れにはよく注意する必要がありそうですね。

アクリル絵の具でもウィッグが染まる!?

ウィッグを簡単に毛先まで染める方法や染め方、教えます!

離れ技的な方法ですが、文具店やホームセンターで売っているアクリル絵の具でもウィッグを染めることができるといわれています。その方法は布用染色剤で染めるときのように、お鍋かバケツにお湯をたっぷり入れ、チューブ絵の具1本と塩1つまみを入れ、ウィッグを浸けこんで染めるというもの。

材料を手に入れやすく手軽な方法ですが、アクリル樹脂で毛がコーティングされた状態になるため、染めた後はサラサラの質感が損なわれてしまうこともあるみたい。ゴワついてもいいからとにかく染めてみたい、という場合は試してみても良いかもしれませんね。

ウィッグの毛を染める際の注意点
布用染色剤やアクリル絵の具でウィッグを染めると、毛質にゴワつきが残ることがある、といわれているのには要注意。ゴワゴワ感を少しでも和らげようとしてシリコンスプレーや柔軟剤を使いたくなる方も多いと思いますが、染色剤やアクリル絵の具で染めたウィッグにシリコンスプレーや柔軟剤を使うと、せっかく染めた色が落ちやすくなることもあるようです。

これらの方法でウィッグを染めたときは、残念ですがシリコンスプレーや柔軟剤の使用は控えた方が良いでしょう。

おわりに
今回は、ウィッグを染める方法についてご紹介しました。色が薄いコスプレ用のウィッグや使わなくなったウィッグを染めることができれば、捨ててしまう前に新たな活用のチャンスが生まれるかもしれませんね。

ただし、今回ご紹介した方法はウィッグユーザーの口コミで広まった方法のため、試す際は品質の低下に要注意。まずはウィッグの毛束や一部だけで試してみることをおすすめします。