ウィッグの着用方法と注意点

ウィッグの着用方法と注意点

ウィッグが自然に見えるようにすることは非常に重要です。ウィッグ自体の品質も大切ですが、ウィッグが自然に見えるかどうかのポイントは、着用方法にあります。生え際やサイドの浮き、頭頂部のボリュームなど、いずれかの部分が不完全だと、不自然に見えてしまいます。

基本的な着用方法

フルウィッグを着用する場合、必要なアイテムはウィッグネットです。ウィッグネットがないと地毛が抑えきれず、サイドが浮いてしまいます。ウィッグネットに地毛を収めた後、フルウィッグをかぶります。一方、ポイントウィッグはウィッグネットは必要ありません。地毛とウィッグをうまく調和させることが重要です。ポイントウィッグの装着には、マジックテープ、バレッタ、ピンなどの方法があります。

では、これらを着用する際に注意が必要な点は何でしょうか。

ポイントウィッグの注意点

ポイントウィッグの着用は非常に簡単ですが、1つ注意が必要です。ポイントウィッグは地毛に直接取り付けるため、地毛との色合いに注意が必要です。色の違いが明らかだと不自然に見えます。グラデーションの場合も、地毛との色の差に注意しましょう。

フルウィッグの注意点

 

ウィッグの着用方法とその注意点

フルウィッグは地毛を完全に覆い隠したり、ケアが必要なため、注意が必要な点が多くあります。

アジャスター

フルウィッグは頭全体を覆うため、サイズに余裕があるとずれてしまい、きついと頭痛や苦しさを引き起こす可能性があります。そこで、サイズ調整が可能な「アジャスター付き」のウィッグを選ぶことをおすすめします。アジャスターはウィッグの内側にあり、自分のサイズに調整できます。購入時には「アジャスター」の有無を確認しましょう。

また、アジャスターを使ってサイズを調整することで、ウィッグのずれを防ぐこともできます。ずれの原因の1つはウィッグネットです。地毛に直接フルウィッグをかぶると、地毛を抑えられずサイドが浮き、ウィッグが滑ってしまい、結果的にずれてしまいます。したがって、フルウィッグをかぶる際にはウィッグネットが必要です。

ウィッグネット

次に「ウィッグネット」についてですが、ウィッグネットには主に2つの用途があります。それは「ファッション用」と「医療用」です。ファッション用のウィッグネットは主にポリエステル製で、伸縮性に優れています。ただし、医療用にはおすすめできません。

医療用の場合は、肌に優しい素材(例: コットン)のウィッグネットを使用してください。ファッション用のウィッグを持っている場合でも、ガーゼなどで対応することも可能ですが、医療用のウィッグネット(主にインナーキャップと呼ばれるもの)は通気性が良く、頭の蒸れが軽減されます。ファッション用と医療用のウィッグネットは、用途に応じて使い分けましょう。

夏場の「蒸れ」

 

ウィッグの着用方法とその注意点

特に夏場になると、ファッションウィッグは「頭の蒸れ」という問題が起こります。蒸れは熱中症などの体調不良を引き起こすリスクが高くなります。可能な限り、トイレや人目に付かない場所で一時的に外すなどの対策をしましょう。

また、夏には海水浴やビーチでのバーベキューなどのイベントもあります。ウィッグができるだけ水に濡れないように注意しましょう。ウィッグがずれたり外れたりし、地毛とは異なるため、水に濡れた場合は非常に不自然になります。水に濡れてしまった場合は、しっかりとシャンプーで洗い流しましょう。

以上がウィッグの着用方法と注意点です。「アジャスター」「ウィッグネット(インナーキャップ)」「蒸れ」というポイントに注意して、快適なウィッグライフを楽しみましょう!