ウィッグの裏技カラーリングテクニック

ダイロン?コピック?ウィッグの裏技カラーリングテクニック

通販で購入したウィッグの色が思ったよりも明るすぎて使い道が限られる場合や、もっと暗い髪色が好みになってきた場合など、「ウィッグを染めたい」と思うことがあるかもしれません!今回はそのような場合に、ウィッグをカラーリングする方法をいくつかご紹介します。おすすめの鉄板テクニックから、ちょっと裏技的なアイデアまで幅広くご紹介します。

基本的には、人工毛のウィッグを染めることは難しい

ウィッグを染める場合、地毛用のカラーリング剤を使って染められるのは「人毛ウィッグ」だけです。基本的には、化学繊維でできた人工毛のウィッグを染めることは難しいと考えましょう。シャンプーで落とせるカラー剤で一時的に着色したり、しばらく洗っているうちに落ちてしまうものの合成繊維が着色できる染料で毛に色が入れられたりする場合もありますが、半永久的に髪色を変えることはできません。

【おすすめ1】カラーチョークでグラデーション風に色を入れる

 

ウィッグの裏技カラーリングテクニック

地毛用に売っている一時染毛料「カラーチョーク」は、ウィッグの毛も着色できる便利アイテムです。同じカラーチョークでも、形状がクレヨン状のものはメッシュを入れたように一部分に色を入れるときに向いていますし、コンパクト状の製品は広範囲に少しずつ色をつけたいときに適しています。

ウィッグの毛の色が明るすぎるなどのお悩みがあれば、ブラウンのカラーチョークで根元からグラデーションをつけるように色を入れると自然に見えます。また、毛束ごとに色を入れる部分と入れない部分を分ければ、流行の「ウイービングカラー」風にでき、ヘアスタイル全体に立体感と動きをつけることができます。色を落とすときには、シャンプーで簡単に落とせますよ。

【おすすめ2】一時染毛用スプレーや泡状整髪剤を活用

地毛の髪色もどし用に市販されている、黒やブラウンのカラースプレーや泡状整髪剤などもウィッグに流用可能です。カラーチョークと異なり、ウィッグ全体に色を入れるときも楽です。シャンプーで簡単に落とせて全体にムラなく着色できるので、一時的に「とにかく暗い色にしたい」という場合にはおすすめです。

ウィッグ愛用者の口コミには「何度も使ってはシャンプーで落とすうちに、自然にウィッグの髪色が暗くなってきた」というコメントもあります。ただし、これは個人の感想ですので、すべてのケースで当てはまるとは限りません。また、耐水性に多少配慮がされている製品であっても、雨や水にぬれて色落ちする可能性がありますので注意が必要です。

【裏ワザ】化学繊維を着色できる染料で色を入れる方法

 

ウィッグの裏技カラーリングテクニック

手芸店で売っている「ダイロン」という染色剤や、文具店・画材店で購入できるマーカー「コピック」で、人工毛のウィッグを染められるという口コミもあります。

ダイロンは化学繊維を染色するためのいわゆる「染め粉」で、布や洋服を染色するのに使用します。コピックはカラーイラストに用いられるアルコール系のカラーペンです。

ダイロンの場合は染料の粉をお湯に溶かし、そこにウィッグを浸けて染める方法があります。コピックの場合は色を塗る要領で直接髪に着色することで染める方法がよく紹介されています。

ただし、どちらも元々はウィッグの着色向けに作られた製品ではなく、ウィッグユーザーによって考案されたアイデアです。ウィッグを染めることに適しているとは言い切れない部分もあります。試してみる場合は、あくまで自己責任のもとで行うようにしましょう。

おわりに

今回は、人工毛のウィッグに色を入れる・染める方法についてご紹介しました。やはり、人毛ウィッグでなければ一般的な方法で毛染めをすることは難しいものです。ウィッグの毛色を変えたいと思ったら、素直に別のウィッグを購入した方が良いかもしれませんね。